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TRIGGER新作、アニメ映画『プロメア』ネタバレ感想! 監督・脚本の黄金タッグと豪華声優陣による超王道ムービー!

『天元突破グレンラガン』や『キルラキル』の今石監督・中島脚本タッグが送るTRIGGER新作は、前2作と異なり劇場アニメ。グレンラガンとキルラキルは、2クールとは思えない急展開や熱量が話題を呼び、今でも熱狂的なファンを持つが、今回の『プロメア』は2時間という制約がある。しかし、よくよく考えれば脚本の中島かずきは劇作家なわけで、2時間という制約はむしろ彼の本領を発揮させる形となった。そして、その脚本を鮮やかな色彩で見事に演出してしまう今石監督。期待通り、ただひたすらにお二人の才能とTRIGGERというブランドに平伏すだけの非常に幸福な時間であった。 おそらく、『プロメア』を観る多くの人は『天元突破…

映画『コンフィデンスマンJP』ネタバレあらすじ&感想! 詐欺のスケールもグレードアップ!

昨年放送された月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』。その劇場版が遂に公開された。今作は日中韓合同制作という映画ならではの大規模な試み。『リーガル・ハイ』や『デート』などを手掛ける人気脚本家・古沢良太がドラマ版に引き続き、脚本を担当。ダー子をはじめとするお馴染みのキャラクターたちが、香港を舞台にスクリーンで暴れまわるという非常にスケールの大きい作品となっている。更に、香港を牛耳り氷姫の異名を持つ女帝役に竹内結子、ダー子と因縁の深い、恋愛詐欺を得意とするコンフィデンスマンに三浦春馬を迎え、第1話でも登場した江口洋介までもが物語に深くかかわってくる。そのほかにも小池徹平、吉瀬美智子、佐藤隆太などドラ…

映画『拷問男』ネタバレ感想! 意外と手堅い社会派映画

〇〇男というタイトルは昔から使い古されているし、海外のヒーローも〇〇マンというネーミングが多い。しかし、ここまで極端なタイトルはおそらく稀だろう。数々の拷問道具と強い赤色が目を引くジャケットの真ん中に堂々と躍る『拷問男』の三文字。どこか『ムカデ人間』のそれを思わせるこのパッケージからお察しの通り、なかなかにグロテスクな映画だ。だが、この映画はただスプラッター映画好きだけを喜ばせようと作られたわけではないことが、映画を観れば分かってもらえるはずである。主人公がある人物を拷問する過程が説得力を持つからこそ、終盤に集中する拷問描写も意味合いを強めている。 ムカデ人間 (字幕版) 発売日: 2013/…

映画『ザ・トランスフォーム 地球外生命体』ネタバレ感想! 『バンブルビー』のパチモンどころかただのパッケージ詐欺

『ザ・トランスフォーム 地球外生命体』というタイトルとパッケージに堂々と屹立する黄色いロボットから、おそらく多くの人が『トランスフォーマー』や少し前に公開した『バンブルビー』を連想するかと思う。というか、それを狙っての発売だろう。パッケージには「このロボット、人類の敵か? それとも、地球の救世主か?」という文字が躍っている。『トランスフォーマー』シリーズが長きにわたりオートボットとディセプティコンの対立を描いているのに対し、この映画はロボット1体の正体がカギとなるような作品だろう。そんな風に想像するのは容易い。 しかし、狙いすぎてお偉いさんからお叱りを受けるのではないだろうかと心配になるほどの…

映画『バースデー・ワンダーランド』ネタバレ感想! 既視感ありまくりのスカスカファンタジー

クレヨンしんちゃんの『オトナ帝国』でお馴染みの原恵一監督による新作アニメ映画。私自身、クレヨンしんちゃんの映画は全て観ているものの、原恵一監督の他の作品については全く観ていない。原作は児童文学で、公開前のインタビューなどでも殊更に「エンタメ作品」だということが強調されていたので過度な期待はせずに軽い気持ちで観に行ったのだが、これがもう本当に退屈で退屈で。久々にこんなにつまらない映画を観たというか、前日に『アベンジャーズ/エンドゲーム』を観てしまったという喪失感を考慮してもこの映画は圧倒的につまらない。どこが酷いとかそういう次元ではなく、全体的に本当に面白味がないのだ。 霧のむこうのふしぎな町 …

『アベンジャーズ/エンドゲーム』感想 集大成ゆえの寂寥感

遂に『アベンジャーズ/エンドゲーム』を観てしまった。実は公開日翌日の朝イチで鑑賞していたのだが、なかなか文字に起こす時間が取れず。かといってこの感動をまとめないのも惜しいし、もうネットにもリアルにも感想がありふれていることを重々承知の上で、やはり自分なりに一旦この感動を整理しようと思う。内容について詳細なネタバレをするつもりはないが、ある程度展開には触れているので、未見の人はページを閉じた方がいいだろう。 一言で言えば大傑作。制作陣に何か言うとしたら「ありがとう」。それだけで十分だと思う。ファンの中には不満を漏らす声もあったようだが、私としてはもう何一つ思い残すことはない。11年に渡るシリーズ…

映画『シャザム!』感想! アメコミ映画の新たなる傑作! 福田雄一の吹替版など気にするな!

DCEUが遂にやってくれたぞ! 2013年の『マン・オブ・スティール』に始まったDCEUは、指揮を執ったザック・スナイダー監督のおかげというかせいというか、とにかく彼の作風を存分に発揮した非常にトーンの暗い重めな作品が2作続いた。その空気を打破するかと思われた『スーサイド・スクワッド』は脚本がてんでダメなのにキャラ立ちはサイコーという歪な映画になっていたし、『ワンダーウーマン』は高く評価されたものの、やはりどこかMCUへの劣等感のようなものを感じさせてしまう。ヒーローが一堂に会した『ジャスティス・リーグ』ですら、ツッコミどころが多く評価に困る始末。今後予定されていたバットマン単独作品の話も右往…

『映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 失われたひろし』感想! 今年もバカみたいに泣ける大傑作!

毎年恒例の劇場版クレヨンしんちゃん。ここ数年はゼロ年代初頭ほどのカオスさはないものの、家族や友情、夢といった普遍的なテーマを見事に紡いでいるため、ファンからの評価は高い。私自身は原作も読んでおらず、毎週放送されているテレビアニメも滅多に観ないのだが、幼少期に観た『オトナ帝国』が強烈に脳裏に焼き付いているため、しんちゃん映画を鑑賞することがもはや義務化されている。私と同様にしんちゃんを劇場版だけ鑑賞しているという方も多いのではないだろうか。 映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 27作目の劇場版『映画クレヨ…

実写映画『キングダム』ネタバレ感想! 良くも悪くも”原作通り”

世の中にはコミックの実写化映画というだけで、親を殺されたかのように拒否反応を起こす方が未だたくさんいらっしゃるようですが、私自身は同じ物語が別媒体で演出されるというのは物凄く好きでして。原作のテーマを汲み取っているか、2時間ほどの時間に収めるためにどこを削ったのか、どんな要素を追加したのかなどなど、自分でも何様だよと思うくらい作り手目線で、”どう実写に落とし込むのか”という観点から楽しんでいます。そのうえで、この描写を加えるのはとてもいい判断だったとか、あれを削ったら原作の良さは消えてしまうだろとか、ああだこうだ言うのが大好きなのです。 そもそも実写化映画の多くって原作ファン向けには作られてい…

映画『オーバーロードZ』ネタバレ感想! 面白さゼロ

ナチス映画でゾンビものとくればピンとくる方も多いはず。そう、紛うことなきB級映画です。タイトルやポスターからもヤバい匂いが伝わっていると思いますが、内容自体も低く構えたハードルを思いっきりくぐってきました。こんな映画が海を渡ってきたことにどんな意図があるのかと、配給側の裏事情を勘繰ってしまうほどの酷さ。 「Z」がタイトルについていると、最初に思い当たるのがゾンビ(zombie)だと思います。ポスターにも干からびた白目のおどろおどろしい男が大きく配置されていて、「なるほど、ナチスのゾンビ兵士をアメリカ軍が殺しまくるのかな」とB級らしい期待を膨らませてくれますが、肝心のアクションが酷い。まあアクシ…