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映画『ソウルフル・ワールド』評価・ネタバレ感想! ピクサーが贈るとてつもない人間賛歌

コロナウイルスによって大打撃を受けた映画業界。鬼退治をする炭売りの少年がなんとか頑張ってくれてはいますが、依然として厳しい状況は続いている様子。その余波を受け、劇場公開ではなくDisney+での配信となってしまったピクサー最新作の『ソウルフル・ワールド』。クリスマスに配信開始ということで、いろいろ頑張ってくれてはいるけれど、いやあでもこれは劇場で観たかった。音楽(ジャズ)を大々的に推しているわけだし、劇場の音響で楽しみたかった。もしコロナさえなければ、予定通り劇場公開できていたら、きっともっと多くの人が観てくれていたと思う。 なんで配信になってしまったことをこんなに惜しむかと言うと、めちゃくち…

映画『鬼滅の刃 無限列車編』評価・ネタバレ感想! 炎柱大活躍、そして…

『鬼滅の刃』がついに劇場アニメになった。ジャンプで連載を追っていた身からすると本当に驚きで、『ONE PIECE』に匹敵するほどの国民的人気を勝ち取っている今の状況が奇跡に思える。それほどまでに「この作品、大丈夫か?」と思わせる独特さがあった。そこが好きで読み続けたし単行本も買い揃えて毎週楽しみにしていたのだが、まさかここまでの一大コンテンツになるとは…。つくづくヒット作とは予期できないものなのだなと感じる。 今回アニメ化されたのは「無限列車編」と題される箇所で、TVアニメ1期「竈門炭治郎立志編」から直接繋がる続編である。無限列車と呼ばれる列車の中で、これまでで最大の敵・下弦の壱と炭治郎たちの…

映画『マッド・ハウス』評価・ネタバレ感想! ご近所洗脳系ホラー

同名のアニメ制作会社とは当然何の関係もなく、引っ越した先の住人たちがとんでもない奴らだった!という映画。精神を痛めつけて隷属させようとするタイプの映画は結構あるが、低予算でここまで表現できているのはお見事。物語も起伏に富んでいるわけではないのに、イヤ~な感じを90分近くずっと保てているために観ていて飽きない。ちょっと怖いの観たいなあくらいの時に観るとめちゃくちゃ面白く感じるかもしれない。それくらいよくできた作品なのである。 法律事務所で働くサラは仲の悪い両親の元を離れ、一人暮らしを始める。とあるマンションに引っ越した彼女に優しく声をかけてくれる近隣住民たち。しかしサラは、ペット不可の物件なのに…

映画『ロード・インフェルノ』評価・ネタバレ感想! あおり運転撲滅映画第1弾

デカデカとジャケットに書いてあるように、「あおり運転した相手がイカれたサイコパスだった!!」というだけの作品。日本では以前に逮捕者も出たりと、何かと世間を騒がせるあおり運転だが、どうやら海外でも問題視されているようだ。本作は主人公一家が父親の実家へ出かける際のドライブで出会ったスピードの遅い車をあおってしまったことで、惨劇が始まる。映画秘宝で言う「ナメてた相手が実は〇〇でした」系の作品ともいえるだろう。 主人公であり一家の大黒柱でもある父親のハンスは、実家への出発が遅くなったことに苛立ちを募らせていた。そんな中、前方をゆったりと走行する白いバンに怒りを覚え、あおり運転をしてしまう。結果的に追い…

映画『ザ・ファーム 恐怖の食物連鎖』評価・ネタバレ感想!

またまた新しい赤ちゃんを床に叩きつける系映画の誕生です。劇場公開はなく、GEO先行でレンタル開始されたこの映画。家畜の仮面を付けた人間たちが経営する世にも恐ろしい牧場に囚われたカップルの物語で、確かに起伏があまりなく淡々としているし、やっていることは恐ろしいのにゴア描写に振り切りもしないという奇妙な映画なのだけれど、なんだか雰囲気が妙にハマってしまった。ビジュアルのセンスというか。『最後の晩餐』を模したようなパッケージに惹かれたのなら観るべきかもしれない。 弦楽器が奏でる不気味な音楽と荒野の田舎道を背景に、赤字でタイトルとクレジットが出てくる冒頭がなんとも心地いい。これから不穏な映画が始まるな…

『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者たち』評価・ネタバレ感想! 「ほぼ四人」が意味するものとは

ここ数年、個人的に満足度の高い作品が続いているクレしん映画。ゼロ年代の「大人も泣ける」路線から打って変わって、笑って泣けるファミリームービーに切り替えたのが功を奏しているのだと思う。分かりやすいストーリーにクレしんらしい狂気をスパイスとして加え、唯一無二の作品として昇華させる、近年のクレしん映画には目を見張るものがある。コロナウイルスの影響で公開が延びた今作は、『ラブライブ!』シリーズの京極尚彦監督と、『そこのみにて光輝く」様々な邦画で脚本を書いている高田亮がタッグを組む。『ラブライブ!』は未見だが、『KING OF PRISM』などにも関わっている京極監督なのである程度観る前から信頼していた…