"特撮"

『仮面ライダーセイバー』第1章~第16章 感想 積み重ねが薄いままにぐんぐん進むストーリー

早いもので、2020年も残すところあと数日。コロナウイルスによって色々と大変な一年であり、今もまだ外国人の入国を止めたりと未曾有の事態は続いている。そんな激動の年に始まったのが令和仮面ライダー2作目『仮面ライダーセイバー』。『ゼロワン』も撮影休止により総集編が挟まれ、恒例の夏映画すら冬に公開する運びとなった。こんな時でも毎週決まった時間に新作を届けてくれるのは本当にありがたいし、東映やテレビ朝日、バンダイ、その他関わってくれている人々みなさんに頭が上がらない。でもね、私自身は比較的楽しく観ているけど、それでもやっぱり看過できないくらい粗が多いよね、とふと思ってしまうのがこの『仮面ライダーセイバ…

『仮面ライダーゼロワン』感想① 第1話~第16話

年末に映画が公開されるということで、もう3周目くらいですが『仮面ライダーゼロワン』を観ています。令和ライダー1号は人工知能がモチーフと大々的に宣伝された作品ですが、世間の評価は物語が進むにつれて下がっていき、途中で視聴を打ち切った方も多いようです。私はなんとか最終回まで鑑賞しましたが、確かに後半は何とも言えない展開のオンパレードで、「コロナの影響」と看過できないレベルの期待外れなエピソードが多く、勿体ない印象でした。でもせっかく観たならやっぱり感想を残しておこうと、一先ずクリスマス回までの第1話~第16話について思ったままに書いていこうと思います。この辺りまでは劇的に面白いとはいかないまでも、…

仮面ライダーゴースト感想⑤ 第19話~第24話

『仮面ライダーゴースト』の感想記事、第5回にして遂にTVシリーズ折り返し地点まで到達することができた。第1クールで眼魂争奪戦が一旦落ち着き、タケルのタイムリミットもリセットされ、第13話からは眼魔の世界の秘密に迫っていく。登場人物も増え、第3の仮面ライダーも参戦し、物語はどんどん加速していった。 第19話「爆発! 絵を描く心!」 画材眼魔が登場。この眼魔は他の眼魔と異なり、純粋に絵を描くことを楽しんでいた。眼魔の世界には絵画がないようで、山下清の「~なんだな」語尾を使って筆を走らせる彼の純朴さにタケルは、彼となら友達になれるのではないかと考える。これまでの眼魔は高笑いしながら非人道的な行いを平…

仮面ライダーゴースト感想④ 第13話~第18話

今回は第13話~第18話までの感想。1クール目で英雄眼魂集めが終わり、タケルの99日のタイムリミットもリセットされた。ここからはまだ持っていなかった眼魂が登場し、眼魔の世界の謎に迫っていく。 第13話「豪快! 自由な男!」 第14話「絶景! 地球の夜明け!」 第15話「苦痛! 頑固な脱出王!」 第16話「完璧! 白い仮面ライダー!」 第17話「絢爛! 幻の女王!」 第18話「逆転! 神秘な科学!」 最後に 第13話「豪快! 自由な男!」 前後編の前編。長正という男に龍馬眼魂が憑依し、そこに出会ったタケルは長正と父の薩之進の二人を和解させる薩長同盟を取り成すことになる。思えばゴースト名物「ゲスト…

仮面ライダーゴースト感想③ てれびくんDVD・アラン英雄伝・超MOVIE大戦ジェネシス

今回は番外編の4作についての感想。 一休眼魂争奪!とんち勝負!! 一休入魂!めざめよ、オレのとんち力!! アラン英雄伝 1 仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス 最後に 一休眼魂争奪!とんち勝負!! てれびくんの付録DVD。偉人の勉強をしていたタケル達の元に眼魔が現れ、眼魂を勝ち取るためにとんち対決を繰り広げる。とんちと言ってもほとんどがなぞなぞ。 徹底的に子ども向けに作られた付録DVDでのキャラ崩壊は最早平成ライダーの恒例となっているが、この作品と続く応募者全員サービスの作品はその中でも屈指の出来。一休の眼魂に関係するのが安藤なつ。常に団子を食らっており…

『仮面ライダーゴースト』感想② 第7話~第12話

『仮面ライダーゴースト』の感想記事、今回は第2回目。英雄眼魂集めに一区切りつく7話~12話までの話。 第7話「早撃! 伝説のガンマン」 第8話「発動! もう一つのモノリス!」 第9話「堂堂! 忠義の男」 第10話「終結! 15の眼魂!」 第11話「荘厳! 神秘の目!」 第12話「壮絶! 男の覚悟!」 最後に 第7話「早撃! 伝説のガンマン」 ビリーザキッド魂初登場。初の2話完結回でもある。単発ゲストのはずなのに依頼人の恒男がとてもいいキャラなのが印象的。第6話で迷いを吹っ切ったタケルがスペクターと再戦し、幼き頃に彼に語った「負けたと思わない限り、負けてない!」のフレーズを合言葉に戦いに身を投じ…

『仮面ライダーゴースト』感想① 初登場~第6話

先日、令和仮面ライダー第2作『仮面ライダーセイバー』が発表され、プロデューサーと脚本が『仮面ライダーゴースト』のタッグであることが明かされた。高橋一浩Pと福田卓郎脚本である。『ゴースト』は長い仮面ライダーの歴史上でもかなり物議を醸した作品で、私もリアルタイムでは毎週頭を抱えていた。 何故タケル殿は何度も死んで生き返るのか? 何故マコト兄ちゃんが何人も出てくるのか? 眼魔たちの目的は一体何なのか? 重要な設定はほとんど説明されず、レギュラー陣とベテランゲストによるコントのような短編が幾度となく積み重ねられて歪な形のジェンガを形成し、それが成り立つでもなく崩れるでもなく、一番中途半端な形で終わって…

『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』評価・ネタバレ感想! 夢破れた高校生の再起の物語

『仮面ライダージオウ』の続編、Vシネクスト『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』が遂に劇場公開。『ジオウ』が平成最後の仮面ライダーとなったので、現時点で平成仮面ライダーシリーズの最終作という位置づけになる。 思えばこの『仮面ライダージオウ』というのは非常に贅沢な作品であった。毎週のように出演するオリジナルの俳優・各作品のテーマを丁寧になぞった話運び。要は平成ライダーを楽しんできた視聴者に対するある種のファンサービス的側面がとても強く、その代償として物語の一貫性は失われてしまった。設定が消滅したり変更されたり追加されたりと例年以上に忙しなく、週1回の放送では頭が追い付か…

『ウルトラマンタイガ』前半(第1話~第13話)評価・感想 ウルトラマンが3人いる必要性を感じたい

既に第14話放送後なのだが、1クールを終え一区切りついたところで『ウルトラマンタイガ』前半(第1話~第13話)の感想をまとめようと思う。令和初のウルトラマンで、あのウルトラマンタロウの息子が主人公。その上タイガの他にタイタスとフーマ、合計3人のウルトラマンが主人公のヒロユキに憑依するという斬新な設定が話題を呼んだが、果たしてその試みはどうだっただろうか。 1話の冒頭からニュージェネレーションとトライスクワッドの面々がウルトラマントレギアに倒されてしまうという衝撃の展開。トレギアは『劇場版ウルトラマンルーブ』にも登場していたが、その時はロッソ・ブル・グリージョが合体したウルトラマングルーブの踏み…

ウルトラマンタイガ 第11話~第13話 ざっくり感想

放っておいたら3話分も話が進んでしまったので第11話~第13話までの感想をまとめて。 これまでの感想はこちらから。 www.meerkatinspace.com 『ウルトラマンタイガ』第11話・第12話は、小林弘利脚本と辻本監督による前後編。パゴスとギマイラ、懐かしの怪獣が大暴れする1クール目のクライマックス。タイガが始まってもうそんなに経つのかと思うと感慨深い。「次の主役はタロウの息子」と報道されたのがつい昨日のことのように感じる。 1クール目クライマックスというと、近年では物語に一区切りつくこともあり、印象的な回が多い。『オーブ』はマガオロチ回、『ジード』はペダニウムゼットン回、『ルーブ』…