"2019"

『仮面ライダーゼロワン』 第1話「オレが社長で仮面ライダー」 評価・感想

待望の令和仮面ライダーシリーズの幕開けである。先週ようやく平成が終わり、2019年9月1日、遂に令和がスタートした(ニチアサ界隈のみ平成に取り残されていた)。記念すべき令和最初の仮面ライダーはゼロワン。0と1の世界を駆け巡る、コンピュータ関連の物語、01で令和というダブルミーニングなどなど、名前だけでいろいろと考察できるせいで商標登録の時点で話題になっていた。いざ解禁されたビジュアルは正に異形。近年の仮面ライダーにはなかった"気持ち悪さ"を前面に押し出しつつも、黒い素体と蛍光色でインパクトは抜群。その上、虫モチーフであることが一目でわかる見事なデザイン。でもあんな色の虫が家に出たら即殺すなあと…

『ウルトラマンタイガ』第9話 ざっくり感想

前後編を終えて『ウルトラマンタイガ』もようやく第9話。第4話以来のホマレ先輩回で、彼の幼馴染だというマイコが現れる話。三浦有為子脚本&武井正能監督のタッグで描かれるホマレの決意の物語。 www.meerkatinspace.com 新規の怪獣の活躍が楽しめるのはウルトラマンシリーズの醍醐味だが、今回登場するのは『ウルトラマンオーブ』である意味オーブを苦戦させたマガジャッパの原種、マジャッパである。新規怪獣の面白みとはまた異なり、マガジャッパとどう変えてくるかが見所。体色は赤が青に変化した程度だが、マガジャッパといえばやはりそのにおいが特徴。『ウルトラマンオーブ』第3話では、水の魔王獣であるマガ…

コメディというにはあまりにもチープでつまらない 映画『引っ越し大名!』評価・ネタバレ感想!

突如国替えを命じられた姫路藩は、書庫にこもって本を読んでばかりいる片桐春之介を引越奉行に任命。無理難題を押し付けられた彼が仲間の助けを得て奮闘するというコメディ映画。あらすじだけ聞くとどうしても『超高速! 参勤交代』を連想してしまうのだが、調べてみるとなんと原作者が同じらしい。それはそれで心配になるが、私は『超高速!』を観ていないので、内容がカブっていたところで気にせず鑑賞することができた。時代劇もあまり観ないし、歴史にも疎い。未知のジャンルでもあるため、ある程度は楽しく観られるだろうと期待していたのだが、結果はかなり退屈。コメディなのにスピード感が全然足りず、スベりそうになるとガヤの笑い声で…

映画『この素晴らしい世界に祝福を! 紅伝説』評価・ネタバレ感想! いつもと変わらぬ『このすば』

RPGを題材にした転生異世界ファンタジーものが横行するラノベ・アニメ業界で、他の作品とは明らかに異なるアプローチで見事大成功を収めた『この素晴らしい世界に祝福を!』(通称:このすば)。ファンタジーや転生ものの王道を逆手に取り、個性豊かなズレた面々が激しく調子に乗ることでトラブルを巻き起こす。昭和のコント番組のようなコテコテ感がクセになる、異世界コメディという稀有なジャンルなのである。トラックに轢かれそうになった女の子を救って命を落としたかと思いきや実は救う必要はなかった上に自身はトラクターに轢かれて死んだカズマ。異世界への転生にあたり、何か一つを持っていけると説明された彼は、速攻で女神のアクア…

【総括】『仮面ライダージオウ』評価・感想! ありがとう平成仮面ライダー

平成が終わった日というと、世間では2019年4月30日の印象が強いかと思うが、私を含めたある界隈の人々にとっては8月25日こそが平成の終わりだったりする。そう、2000年から続いた平成仮面ライダーが遂にその幕を閉じたのだ。令和への移行に伴う半ば強制的な終了とはいえ、幼少期にクウガ、アギト、龍騎を観てそのままズルズルと平成ライダーを観続けてしまった私にとっても、かなり衝撃的な出来事である。 そして、平成仮面ライダーのラストを飾ったのが『仮面ライダージオウ』。ストレートに「ライダー」と刻まれた顔面、オリジナルキャストの出演、ディケイド以来10作ぶりの白倉プロデューサーのテレビ復帰。放送前から恐ろし…

『ウルトラマンタイガ』第5話~第8話 ざっくり感想

2話毎に書いていたこの感想だったが、気づけば一ヶ月放置してしまっていた。自分の中でウルトラマンシリーズは時間を設けてしっかりと鑑賞したいという思いがあるので、見逃し配信があるのをいいことにすっかり怠けてしまっていたのだ。というわけで、今回は第5話~第8話の感想である。 www.meerkatinspace.com www.meerkatinspace.com 第4話まででトライスクワッドは出そろったので、案の定ここからはE.G.I.S.のメンバーにスポットが当たっていった。第5話はピリカの、第6話は社長の物語で第7話と第8話は初の前後編で新フォームお披露目回。それぞれ友情もの、コメディチック、…

日本のドラマも捨てたもんじゃない! 映画『劇場版 おっさんずラブ LOVE or DEAD』評価・ネタバレ感想!

社会現象にまでなったのでタイトルだけは知っていたのだが、私が観始めたのはつい先週の話。映画があまりにも話題になっているので、ミーハー気質が疼いた結果ドラマ版を観てこの波に乗ってみようと軽い気持ちで鑑賞すると全く止まらなくなってしまい、たった2日で全7話を終わらせてしまった。あそこまで話題になった作品なら万人ウケを狙ったものだろうとたかを括っていたのだが、これがまあ見事なエンターテイメントで、申し訳ない気持ちでいっぱいである。ラブコメのお約束を男同士で繰り広げるコメディパートと、春田・部長・牧の三角関係を丁寧に描いたシリアスパートの配分が完璧で「おっさんに告白されちゃった〜」というギャグもここま…

90年代を彷彿とさせる懐かしさ! Netflixアニメ『キャノン・バスターズ』評価・ネタバレ感想!

Netflixで配信が開始されたアニメ『キャノン・バスターズ』。全12話という手軽さのおかげでたったの2日間で完走することができた。昨今のテレビアニメはテレビ放送だけでなく、見逃し配信や極端なものでは地上波放送前に配信が始まるものもあるが、世界各国で猛威を振るいレンタルビデオ店を次々と閉店に追い込むNetflixは、更に新たな視聴方式で私たちを楽しませてくれる。それが全話一挙公開というシステムだ。1週間待つ必要もなく、ドンと一気に1クール分が公開されてしまう。しかも新作が次々と発表されるので時間泥棒どころか最早人生泥棒と言ってもいいレベル。 基本的にはドラマや実写映画のコンテンツが多いNetf…

究極のお祭り映画! 映画『ワンピース スタンピード』評価・ネタバレ感想!

平成が終わり令和元年を迎えた2019年、『ONE PIECE』のアニメにとっても20周年という節目の年になった。マンガの連載が始まったのが1997年。テレビアニメは1999年の10月から放送を開始している。劇場公開の映画としては14作目で、「ONE PIECE FILM」シリーズとしては4作目。今回は海賊万博を題材にしており、麦わらの一味だけでなく様々なキャラクターが入り乱れて強敵・バレットと戦う物語。バレットはゴールド・ロジャーの船の船員であり、当時の大将センゴクがバスターコールによってようやくインペルダウンへ送ることのできた恐ろしい力の持ち主。物語の根幹にも深く関わる強敵を前に予想外のメン…

記憶喪失の男は本当に強盗犯だったのだろうか? 映画『バックトレース』評価・ネタバレ感想!

シルベスター・スタローンの新作は記憶を失った強盗が脱獄し、真実を追う物語。宣伝ではやけにスタローンがプッシュされているが、実際にはあまり出番はなく、だが逆にそのくらいがカッコいいという絶妙に美味しい立ち位置になっている。スタローンなしでも、100分足らずでテンポよく明かされる強盗事件の真相が心地いい快作だ。 以下ネタバレ込みであらすじを。 7年前、2000万ドルが奪われる強盗事件の唯一の生き残りとして逮捕されたマクドナルド。彼は撃たれたことにより記憶を失っており、その他に関わった人物はみな絶命しているため、事件の真相を知る者はおらず、金の行方すらも誰にも分からなかった。そんな彼の元に、刑期満了…