"特撮"

『騎士竜戦隊リュウソウジャー』1クール目感想! つまらないのは脚本の大筋が弱い故だろうか?

3月から放送が始まった『騎士竜戦隊リュウソウジャー』も、早いもので今日の放送により1クールが経過した。当初は一話ずつ感想を認めていたのだけれど、結局時間が取れず断念。だが、せっかく4話までは書いたのだからという思いもあって、1クール終了(12話まで)のタイミングで感想をまとめようと考えた。といっても、1クールで物語に大きく区切りがついたかと言えばそうでもなく、ただ三ヶ月分というキリのいい数字でしかない。ゴールド登場のタイミングからが新展開かなという気はするのだが、まあこういう感想は書けるうちに書いたほうがいいので……。 www.meerkatinspace.com 作風~前作『ルパパト』との違…

『ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー』(ルパパトキュウ)ネタバレ感想! 3大戦隊の見事なコラボレーション

現行の戦隊と1作前の戦隊がコラボする、毎年恒例のVSシリーズ。昨年は『キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』という変化球が投げ込まれ、シリーズ存続の危機かと思われたが、今年は無事に決行された。しかし、2大戦隊が対立した『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(以下、ルパパト)と、12人の救世主が活躍した『宇宙戦隊キュウレンジャー』計19人に加え、『動物戦隊ジュウオウジャー』からもジュウオウザワールドがゲスト出演し、総勢20名のヒーローの立ち並ぶ姿は、例年を上回るインパクトがあった。 まず一言、本当に素晴らしい作品だった。VSシリーズならではの2大戦隊の掛け合いや、価値観の違い…

『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』感想! 最終回を無に帰す恐ろしいスピンオフ

平成仮面ライダーに関してはかなりのファンだと自負している私だが、1年単位で作品がガラッと変わるという特性ゆえに、やはり作品単位での好き嫌いは生じる。それでも、今年は期待できそう、いやハズレ年だなどと、ああだこうだ言いながら毎週観るのがもはや日課になっている。そういった意味で言うと、ファンの方には申し訳ないが私としては『仮面ライダービルド』は完全なハズレ。全くもってつまらないというほどではないものの、同じ展開の焼き増し、唐突な展開、酷いキャラブレなどなど、ビルドの悪い点を挙げるとキリがない。これでつまらないならまだよかった。しかし、一定の人気を誇っているためか制作陣もかなりに調子に乗ってしまった…

『仮面ライダージオウ スピンオフ RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』 感想! 致死量の井上敏樹を浴びて……

全3話というスピード感で見事に押し切った『仮面ライダージオウ スピンオフ RIDER TIME 龍騎』。龍騎放送当時5歳だった自分は世代ど真ん中。当時アドベントカードもかなりの枚数を集めたし、それらはCSMのVバックルを購入した今でも大切に手元に残している。そんな私も今では社会人になったわけだが、その成長過程で何度龍騎を鑑賞しただろうか。真司の優しさに憧れ、浅倉の恐ろしさに怯え、無情なライダーバトルの結果に涙する。『仮面ライダー龍騎』は、多くの人々を魅了する平成仮面ライダーシリーズの中でも、とりわけ再鑑賞の魅力に富んだ作品だと思う。 仮面ライダージオウ DX龍騎ライドウォッチ 出版社/メーカー…

騎士竜戦隊リュウソウジャー第4話「竜虎‼ 最速バトル」 感想・考察

第3話ではグリーンのトワとブラックのバンバが参戦したが、今回はトワのキャラクターを掘り下げる展開になっていた。ただ、ここにきてスピード感が抑えられてきたというか、どうもリュウソウジャーという作品が抱える問題点が浮き彫りになっていた印象がある。いろいろな意味で残念な回だった。 第3話の感想はこちら。 www.meerkatinspace.com コウとトワ 予告ではコウとトワの対決を前面に押し出していてサブタイトルも二人の戦いをにおわせるようなものとなっていたが、実際には戦闘ではなくジャンケンだったり落ち葉の切り方だったりとかなり子供じみた戦い(?)だった。そんな二人を見てバンバが呆れるという展…

騎士竜戦隊リュウソウジャー第3話「呪いの視線」 感想・考察

パイロット版が終わり、初の中澤監督回。1話2話のジェットコースター的展開から一転し、安定した回になっていた。意外にもトワとバンバの登場はインパクトだけに頼り切り、ういの覚悟やメルトの変化など、キャラクターを平等に描く丁寧な作り。 第2話の感想はこちらから。 www.meerkatinspace.com マイナソーの親 トワによると、マイナソーの親を殺せばマイナソー自体も消滅するらしい。マイナソーが親の生命力を奪って成長していることを考えると確かに納得のいく説明である。しかし、躊躇なくういを殺そうとするトワとバンバにコウは「ういは友だちだ!」と大反発。世界を救うために犠牲を容認できるかという点は…

ジオウ放送中の今だからこそ『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』を振り返る

9月から始まった『仮面ライダージオウ』にも登場している、平成仮面ライダー10周年記念の『仮面ライダーディケイド』。過去作のライダーがとんでもないペースで登場することもあって、当時は毎週楽しみにしていた記憶がある。結果的には「お祭り作品」の枠にしか収まらないようなクセの強い作品に仕上がり、賛否両論の嵐を巻き起こした上に後の作品に残念な影響まで及ぼすことになったものの、ディケイドが後の平成ライダーシリーズに残した功績は計り知れない。先日何気なく観返した「仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」。宣伝では昭和ライダーも含めた全ての主役ライダーが一堂に会し、大杉漣や石橋蓮司が幹部を務める…

騎士竜戦隊リュウソウジャー第2話「ソウルをひとつに」 感想・考察

剣崎と始の登場に度肝を抜かれながらも、そこから数分後には始まってしまうリュウソウジャー第2話。説明を極力省いて勢いとカメラワークで乗り切った1話に対し、今後の作品の流れが丁寧に提示されていたと思う。むしろ1話が流されるままに視聴するような感覚だったのに対し、この2話でいつもの”ニチアサ感”が出ていたのもよく、そこに上堀内監督の独創的な巨大戦が加わって印象的な回になっていた。 第1話の感想はこちらから。 www.meerkatinspace.com コウが意外とバカ まず驚いたのがコウのキャラクター。1話では詳細なキャラクター描写は省かれていたので、リュウソウジャーの3人ですら典型的なレッド、ブ…

「劇場版 仮面ライダービルド Be The One」ネタバレ感想! 良くも悪くもいつものビルド

クライマックスへと突入する寸前の8月公開が恒例になっている仮面ライダーの夏映画。以前続けていたブログで、公開日当日に書いた記事をそのままこちらにも載せておこうと思う。 映画限定のライダー・新フォーム、TV本編とのリンク、大御所ゲスト、次回作のライダー登場など、毎年恒例となっている要素もふんだんに盛り込まれ、TVシリーズで幾度となく描かれてきた戦兎と万丈のベストマッチの物語を1時間という尺で見せてくれるということで、それなりに期待値は高かった。しかし、蓋を開けてみると良くも悪くも"いつものビルド"。「エモい」、「ガバガバ」等という言葉で表されることが多いこの作品だが、劇場版でもそれらの特徴を全く…

舞台「仮面ライダー斬月」ネタバレ感想! キャスト・スタッフ全員にありがとうを言いたい

仮面ライダーシリーズは元々今で言うメディアミックスによって展開された作品で、初代の仮面ライダーもマンガの連載とTVでの放送が並行して行われていた。平成に突入し、夏の劇場版と冬のMOVIE対戦が恒例化、「鎧武」以降は放送終了後にVシネマの発売もお馴染みとなり、映像媒体以外でも小説で後日譚が書かれることが常となっている。また、「風都探偵」や「仮面ライダークウガ」などのコミックも展開されており、仮面ライダーは様々なエンタメ業界で活躍を続けている。そんな仮面ライダーシリーズが次の場として選んだのが舞台。しかも主人公はシリーズでも人気の高い「鎧武」から呉島貴虎=仮面ライダー斬月。既に5年前の作品のキャラ…