"2019"

騎士竜戦隊リュウソウジャー第2話「ソウルをひとつに」 感想・考察

剣崎と始の登場に度肝を抜かれながらも、そこから数分後には始まってしまうリュウソウジャー第2話。説明を極力省いて勢いとカメラワークで乗り切った1話に対し、今後の作品の流れが丁寧に提示されていたと思う。むしろ1話が流されるままに視聴するような感覚だったのに対し、この2話でいつもの”ニチアサ感”が出ていたのもよく、そこに上堀内監督の独創的な巨大戦が加わって印象的な回になっていた。 第1話の感想はこちらから。 www.meerkatinspace.com コウが意外とバカ まず驚いたのがコウのキャラクター。1話では詳細なキャラクター描写は省かれていたので、リュウソウジャーの3人ですら典型的なレッド、ブ…

ファンが選ぶ! Base Ball Bearおすすめ曲10選! 【シリアス編】

Base Ball Bear(通称ベボベ)といえば青春の爽やかなイメージが強いかと思いますが、1つでもアルバムを通して聴いたことのある方は、彼らの魅力が決してそういった瑞々しさだけではないことに気づくでしょう。むしろ2010年代に入ってからの彼らは、インディーズからデビュー後数年にわたって制作してきた青春ソングを自ら否定しにかかっています。”ベボベ=青春”という分かりやすいモチーフは今や呪いとなって彼らを蝕むレッテルになってしまっているのです。 今回はそんなBase Ball Bearの”非青春ソング”を【シリアス編】と題して10曲紹介します。青春がシリアスじゃないかと訊かれればそんなことはな…

「劇場版 仮面ライダービルド Be The One」ネタバレ感想! 良くも悪くもいつものビルド

クライマックスへと突入する寸前の8月公開が恒例になっている仮面ライダーの夏映画。以前続けていたブログで、公開日当日に書いた記事をそのままこちらにも載せておこうと思う。 映画限定のライダー・新フォーム、TV本編とのリンク、大御所ゲスト、次回作のライダー登場など、毎年恒例となっている要素もふんだんに盛り込まれ、TVシリーズで幾度となく描かれてきた戦兎と万丈のベストマッチの物語を1時間という尺で見せてくれるということで、それなりに期待値は高かった。しかし、蓋を開けてみると良くも悪くも"いつものビルド"。「エモい」、「ガバガバ」等という言葉で表されることが多いこの作品だが、劇場版でもそれらの特徴を全く…

【戒め】普段松屋やマックしか食わない人間は軽い気持ちで個人経営の店に入ってはいけない

数ヶ月前、今月で大学を卒業する私にあるメールが届いた。 「よかったらご飯でもどう?」 2年前に大学を卒業したサークルの先輩からである。先輩と言ってもサークルに入ったタイミングは私と同じなので、特にお世話になったというわけではない。今は実家の静岡から職場に通っている先輩が、出張で都内に来ているというのだ。で、帰る直前のタイミングにはなるがご飯でもどうか、と。ここまで読んだ人は、私が普通に快諾すると思うだろう。久々に顔を合わせた先輩との食事の時にこんなことがあったんだよーという日常レポートを読む気満々の方もいたかもしれない。ごめん。快諾は、しない。表面的には「ぜひ!」とメールを送ったが、送信した時…

ファンが選ぶ! Base Ball Bearおすすめ曲10選! 【青春編】

Base Ball Bear、略してベボベ。テレビへの露出こそ少ないものの、既に10年以上活動を続けており、ファンからの人気も根強い中堅バンドです。私は普段音楽をあまり聴かない方なのですが、このベボベだけは別。新曲が出るたびにリピートし、全ての音源を所有しています。というか、ベボベ以外の音楽はあまり聴きません……。なので、他のアーティストやバンドと比べてどうこうという話はできませんが、ベボベのこの曲がすげえんだぞ! と主張するだけならお任せあれ。そんな私が、青春編と題してベボベのおすすめ青春ソングを10曲紹介します。 抱きしめたい BREEEEZE GIRL short hair 不思議な夜 …

舞台「仮面ライダー斬月」ネタバレ感想! キャスト・スタッフ全員にありがとうを言いたい

仮面ライダーシリーズは元々今で言うメディアミックスによって展開された作品で、初代の仮面ライダーもマンガの連載とTVでの放送が並行して行われていた。平成に突入し、夏の劇場版と冬のMOVIE対戦が恒例化、「鎧武」以降は放送終了後にVシネマの発売もお馴染みとなり、映像媒体以外でも小説で後日譚が書かれることが常となっている。また、「風都探偵」や「仮面ライダークウガ」などのコミックも展開されており、仮面ライダーは様々なエンタメ業界で活躍を続けている。そんな仮面ライダーシリーズが次の場として選んだのが舞台。しかも主人公はシリーズでも人気の高い「鎧武」から呉島貴虎=仮面ライダー斬月。既に5年前の作品のキャラ…

騎士竜戦隊リュウソウジャー第1話「ケボーン‼ 竜装者」 感想

遂に始まった「騎士竜戦隊リュウソウジャー」。情報解禁から何かと「獣電戦隊キョウリュウジャー」との類似性が指摘されていて、キョウリュウジャーのノリが苦手だった私はルパパトとの温度差も相俟って印象はあまりよくなかった。仮にキョウリュウジャーを好きだったとしても、毎年一定のフォーマットを保ちながらも挑戦を続けてきたスーパー戦隊シリーズで、ここまで似通った要素を持ってくるのはどうなのかと。だからこそ騎士という要素が恐竜とどう交わるのか、戦隊初参加のプロデューサー・監督・脚本家がどのようなアプローチをするのかに注目していたわけだが、放送が終わってみると予想を裏切るシリアスさで、いろいろと物議を醸しそうな…

Netflix映画「トリプル・フロンティア」ネタバレ感想! 心を徹底的に苦しくさせる映画

「ROMA」がアカデミー賞を受賞し、追い風が吹きまくっているNetflix。そして、また一つ名作が誕生してしまう。それがこの「トリプル・フロンティア」だ。映画好きとしては、ベン・アフレックとオスカー・アイザックとチャーリー・ハナムとギャレッド・ヘドランドとペドロ・パスカルが一堂に会してチームを組むというだけで、既にこみ上げるものがある。役者が分からないという人には、バットマンとポー・ダメロンとローリー・ベケット(パシフィック・リム)とフック船長とウイスキー(キングスマン:ゴールデン・サークル)が共演すると言えばこの豪華度が伝わるだろうか。 キャストの顔ぶれだけで十分渋いこの映画だが、中身もかな…

Netflix映画「セレニティー 平穏の海」ネタバレ感想! 誰にも予想できない意外な展開

3月8日にNetflixで公開された「セレニティー 平穏の海」。さっそく鑑賞したのですが、いやあとんでもない作品。これがもしNetflix限定ではなく劇場公開されていたら宣伝は大混乱だっただろう。それほどあらすじとの乖離が激しい作品なのだ。 ひとまず、Netflix公式サイトからあらすじを引用。 過去を捨て海釣り船の船長をしている男が、突然現れた元妻に、暴力を振るう現夫を殺してほしいと頼まれる。この依頼、受けるべきか断るべきか…。 相変わらず、端的にしかストーリーを語ってくれないNetflix公式。稀に「そんなあらすじだったか?」と疑問に残るような説明もあるが、この映画においては的を射たあらす…

映画「銀魂2 掟は破るためにある」ネタバレ感想! 前作の雰囲気そのままにグレードアップした良作

はじめに断っておくと、私は福田雄一監督の作風が苦手である。「勇者ヨシヒコ」シリーズも1話で視聴をやめたし、前作の「銀魂」を劇場で観た時もその出来に愕然とした。これは単純に合う合わないの問題ではあるのだが、「実写化は銀魂が1番! 他はクソ」みたいな言説まで飛び出すようになってしまい、実写化賛成派の私は作品を飛び越えてそのファンすらも憎むようになった。1作目鑑賞当時も、隣に座ってたジャニオタが堂本剛が出る度にキャーキャー喚いていて本当に良い迷惑だったという苦い思い出がある。そのような様々なノイズのせいで私は「実写銀魂」に好感を持てなかった。ギャグやパロディは確かに面白いけど、アクションやドラマパー…