Netflix映画『リム・オブ・ザ・ワールド』評価・ネタバレ感想! 少年少女が世界を救うための冒険に出る!

  「4人の少年少女が世界を救う」と聞いて、個人的には『スタンド・バイ・ミー』のような冒険譚をイメージしていたのだが、実際にはもっとスリルに溢れ、常に死を意識させてくるパニックアドベンチャーものだった。どちらかというと、『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』に似た物語。あの映画の登場人物が全員

Netflix映画『アイ・アム・マザー』評価・ネタバレ感想・解説! 皆、この映画の真相に気づいてくれ~~~~

    先日配信されたNetflix映画『アイ・アム・マザー』。率直な感想としては「やられた~~~~~~」というか「そっちかああああああああ」というか、とにかく事前情報やイメージからは想像のつかない方向性の映画で、硬派なSFに見えてある程度知識が必要になるタイプの作品。これ完全に大好物のやつや…と気

『パージ:大統領令』ざっくりとネタバレ感想! もっと馬鹿げた映画が観たかった…

    年に一度だけ犯罪が合法化されるという斬新な設定で話題のパージシリーズの3作目は、いよいよ大統領候補まで巻き込んだ。パージ賛成派と反パージ派の争いは1作目からうっすらと描写されていたが、今回戦いの舞台は政治の世界にまで及んだ。2作目の『パージ:アナーキー』は、1作目よりもスケールを大きくしシリ

Netflix映画『サバハ』評価・ネタバレ感想! 「信仰心」や「願い」を主軸に紡がれるリアリティに富んだ傑作ミステリー!

  映画ファンには大きく分けて洋画派と邦画派の2種類がいるが、洋画にも邦画にも当てはまらない作品は当然のことながら数多く存在する。インド映画=すぐ踊る、というイメージも一般的に定着している時代だ。今回鑑賞したのは、お隣の韓国からやってきたホラー風ミステリー映画『サバハ』。キリスト教と仏教の概念を盛り

MCU フェーズ3までの全22作品興行収入ランキング! 日本と世界での違いを徹底解説!

  『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開され、『アイアンマン』から始まり10年以上にわたって紡がれてきた壮大な物語にようやく一区切りがついた。映画の総数は22作。単体作品の節目でクロスオーバーのアベンジャーズを公開し、アメコミファンだけでなく普段映画を観ない層をも巻き込んでいった。しかし、それでも

映画『パージ:アナーキー』あらすじ&ネタバレ感想! スケールを増した犯罪合法化の夜

    今度新作が公開されるというので、全く未見だったパージシリーズに手を出してみた。1作目の『パージ』は斬新な設定の割にスケールはこじんまりとしていた。しかし、”殺人が合法化される”ことの恐ろしさと、それに付随する社会問題まで視野に入れ、90分というしゃくに収めた見事なエン

映画『パージ』ネタバレ感想・評価! 抑圧された感情が解き放たれる恐怖

    犯罪防止のため、年に1度だけ犯罪が許される12時間・パージが行われるという恐ろしい設定で現在映画3作とTVドラマまで作られている大人気シリーズ『パージ』。パージ(purge)とは、英語で一掃や粛清という意味を持つ単語だが、この映画では”浄化”という意味でも用いられている。今月には4作目にあた

『騎士竜戦隊リュウソウジャー』1クール目感想! つまらないのは脚本の大筋が弱い故だろうか?

    3月から放送が始まった『騎士竜戦隊リュウソウジャー』も、早いもので今日の放送により1クールが経過した。当初は一話ずつ感想を認めていたのだけれど、結局時間が取れず断念。だが、せっかく4話までは書いたのだからという思いもあって、1クール終了(12話まで)のタイミングで感想をまとめようと考えた。と

映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』ネタバレ感想! 評価など必要としない紛れもない傑作! 人類はただゴジラに平伏すのみ

    待ってました、この時を! ハリウッドが遂に素晴らしいゴジラ映画を作ってくれた。もう迷いはない。我々人類はただゴジラに平伏すのみ。何もかもが完璧。小さな問題なんていうのは、街を粉々にし人々を次々殺していく怪獣たちのバトルの前では全くの無意味。ただただ素晴らしい、それだけの映画だった。 しかし、

2019年映画『貞子』ネタバレ感想! 令和初のJホラー映画は怖い? つまらない? 原作『タイド』との関連なども徹底解説!

    1998年に『リング』が公開され、その後清水崇監督の『呪怨』シリーズと並んで、平成に君臨するホラー映画シリーズの二大巨頭となったリングシリーズ。『リング』、『らせん』、『リング2』、『リング0』、『貞子3D』、『貞子3D2』に続く7作目の本作『貞子』は令和初の貞子映画となる。シリーズのファン