興行収入で歴代の名作を上回る!大人気映画『呪術廻戦0』レビュー

興行収入で歴代の名作を上回る!大人気映画『呪術廻戦0』レビュー

近年、漫画原作の作品がアニメ化映画化されて、大ヒットを記録することが多くなっています。最近で言えば、『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』なんかがいい例です。去年のクリスマスイブに公開され、興行収入が137億円を超えた『呪術廻戦 0 東京都立呪術専門高等学校』は、日本の歴代興行収入で14位にランクイン!『E.T.』や『アルマゲドン』などの名作映画を上回る人気ぶりを見せました。

今回は、そんな大人気作品『呪術廻戦 0』のレビューを書いていきます。

呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校

本作の主人公となるのは、「乙骨憂太(おっこつゆうた)」です。パンダや真希、棘と同じ呪術高専の2年生で、その実力は五条悟(ごじょうさとる)にも匹敵するものだとか。アニメでは海外にいると言う説明のみで、それ以上の情報はありませんでしたが、この映画でその過去が語られます。彼が呪術高専へと通うことになった理由は、酷く悲しいものでした。

あらすじ

幼少の頃から将来を誓いあっていた幼なじみ・祈本里香(おりもとりか)の事故死を目の当たりにしてしまう、乙骨憂太。想いの強さからか、呪いと化した彼女に憑かれてしまいます。乙骨は、呪いと化した里香が周囲の人を傷つけてしまうため、人との関わりを断ち、自らの殻に閉じこもってしまいます。「自分は生きていていいのか?」、そんな苦悩に苛まれる日々を送っていました。そんな時に現れたのが、最強の呪術師・五条悟です。

「呪い」について学べる「東京都立呪術高等専門学校」へと転入した乙骨は、里香の呪いを解く決意をします。同級生の真希、パンダ、棘と共に呪術師になるために、乙骨憂太の呪術高専での物語が語られます。

見どころ

乙骨憂太の苦悩と成長

本作では、アニメ「呪術廻戦」では語られなかった前日譚、「乙骨憂太」の物語が描かれています。自分の存在意義さえも失ってしまう乙骨の苦悩と葛藤を描き、呪術高専での出会いによって徐々に変わっていく姿は、本作の1番の見どころと言ってもいいでしょう。里香の強大な力を最初は恐れていたものの、最終的には大切な人たちを守るために力を借りて戦うのは鳥肌モノでした。

五条悟と夏油傑の物語

乙骨憂太の他にも、少しですが、最強の呪術師・五条悟と、元同級生である夏油傑(げとうすぐる)の物語が描かれています。今後、アニメでも深く掘り下げられるであろう2人の過去が少し登場します。違う道を選んだ2人の行先にも注目してみてください。

MAPPAのアニメーション・作画が秀逸!

もう1つの見どころは、なんと言っても作画です。アニメ『呪術廻戦』も制作している「MAPPA」が手がけた今作も、アニメーション・作画共にめちゃくちゃかっこよかったです。戦闘シーンでは、相も変わらず開いた口が塞がらず、鳥肌が立ちっぱなしでした。

キャスト

  • 乙骨 憂太/緒方 恵美
  • 祈本 里香/花澤 香菜
  • 五条 悟/中村 悠一
  • 夏油 傑/櫻井 孝宏
  • 禪院 真希(ぜんいんまき)/小松 未可子
  • 狗巻 棘(いぬまきとげ)/内山 昂輝
  • パンダ/関 智一

最後に

今回は、大人気映画『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』についてのレビューを書きましたが、いかがでしたか?百聞は一見にしかずなので、自分の目で確かめてみることをおすすめします。そして今年には、大人気漫画『チェンソーマン』のアニメ化もあるということで、MAPPAが手がけるチェンソーマン アニメ いつ放送になるのかそこにも注目です。