ドラえもんのひみつ道具を使うのも夢ではない?すでに実現した道具まとめ

22世紀からひみつ道具を取り寄せのび太を助けてくれるドラえもん。藤子・F・不二雄先生の「あんなこといいな できたらいいな」という思いを詰め込んだひみつ道具ですが、すでにいくつかは実現し、私たちの生活を豊かにしてくれています。なかには原作を超えてさらに便利に使われている道具もあります。

そこで今回はドラえもん 歴代映画などで描かれたドラえもんのひみつ道具の中から実現したものをまとめて紹介していきます。

ドラえもんのひみつ道具の中で実現したものまとめ

ドラえもんのひみつ道具で実現したもの、もう少しで実現しそうなものをまとめていきます。

現実の方が勝ったひみつ道具

技術の進歩により、今やひみつ道具以上のものが実現してしまったものもあります。

糸なし糸電話 →携帯電話

映画『のび太と鉄人兵団』等に登場し、糸なし糸電話同士なら離れていても通話ができるという道具です。

携帯電話が利便性も上乗せして完全再現しています。

どこでも地図 →地図アプリ・カーナビ

現在地の地図を表示できるひみつ道具。

スマホの地図アプリやカーナビを使えば現在地の地図だけでなく、経路探索・渋滞状況などを知ることが出来ます。

ほぼ実現されたひみつ道具

法的問題や一部機能が微妙などの理由で完全には再現できていないけれど、ほとんど実現している秘密道具もあります。

観光ビジョン →Googleストリートビュー

『サハラ砂漠で勉強はできない』に登場し、緯度と経度を入れればどんな場所でも瞬時に映し出してくれるひみつ道具です。

この機能は、そのまんまGoogleストリートビューでしょう。

ただ、ひみつ道具はリアルタイムでその場所がわかりますが、実現することを考えると、プライバシーなどの問題により実現は困難だと思われます。

わりこみビデオ →DeepFake

『わりこみビデオでテレビ出えん』『ジャイアンテレビにでる!』に登場し、人物が登場する映像内に別の人物の顔や音声をはめ込むことができるひみつ道具です。

DeepFakeはAIを使い、演説の映像などを別の人物のものに差し替える技術で、ひみつ道具を実現していると言えます。ただ、不正利用などの懸念から世の中に広く普及するのは難しいと思われます。

完全に再現はされていないが、ある程度近いところまで実現したひみつ道具

今のところは「それっぽい」という状況ですが、これからの技術の進歩次第で完全再現も期待できそうなひみつ道具を紹介します。

タケコプター →個人飛行装置

取り付けると空を飛べるようになる竹トンボ型のひみつ道具です。

現状、背中に取り付けて空を飛ぶ一人乗りの小型飛行機は開発されており、災害現場などでの活用を期待されています。

ただ、タケコプターサイズにまで縮めると体が逆回転するなどの技術的な問題があり、「完全に」再現することは困難でしょう。

ほんやくコンニャク →自動翻訳装置

食べるだけで世界中の人と会話ができるひみつ道具です。

食べるだけで相手の母国語に翻訳することはできませんが、2017年に発売された自動翻訳装置「ポケトーク」が世界の74言語に対応しており、近いものとして再現されました。

オコノミボックス →スマートフォン

『オコノミボックス』に登場した、「四角い物ならなんにでもなる」ひみつ道具です。

作中では、テレビやラジオの他、ストーブや洗濯機、冷蔵庫にもなりました。家電そのものになることはできませんが、スマートフォンはテレビやカメラにでもなる、まさに現代のオコノミボックスといえます。

最後に

今回はドラえもんのひみつ道具で実現したもの、限りなく実現に近いものを紹介してきました。

ドラえもん 身長が当時の小学4年生の平均身長に設定されていたり、ひみつ道具もいろいろな夢をマンガに託しているなど、藤子・F・不二雄先生の優しさが大いに感じられます。

今後も様々なひみつ道具が再現され、全ての人に素敵な夢を与えてくれることでしょう!