仮面ライダーゴースト感想④ 第13話~第18話

今回は第13話~第18話までの感想。1クール目で英雄眼魂集めが終わり、タケルの99日のタイムリミットもリセットされた。ここからはまだ持っていなかった眼魂が登場し、眼魔の世界の謎に迫っていく。 第13話「豪快! 自由な男!」 第14話「絶景! 地球の夜明け!」 第15話「苦痛! 頑固な脱出王!」 第16話「完璧! 白い仮面ライダー!」 第17話「絢爛! 幻の女王!」 第18話「逆転! 神秘な科学!」 最後に 第13話「豪快! 自由な男!」 前後編の前編。長正という男に龍馬眼魂が憑依し、そこに出会ったタケルは長正と父の薩之進の二人を和解させる薩長同盟を取り成すことになる。思えばゴースト名物「ゲスト…

仮面ライダーゴースト感想③ てれびくんDVD・アラン英雄伝・超MOVIE大戦ジェネシス

今回は番外編の4作についての感想。 一休眼魂争奪!とんち勝負!! 一休入魂!めざめよ、オレのとんち力!! アラン英雄伝 1 仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス 最後に 一休眼魂争奪!とんち勝負!! てれびくんの付録DVD。偉人の勉強をしていたタケル達の元に眼魔が現れ、眼魂を勝ち取るためにとんち対決を繰り広げる。とんちと言ってもほとんどがなぞなぞ。 徹底的に子ども向けに作られた付録DVDでのキャラ崩壊は最早平成ライダーの恒例となっているが、この作品と続く応募者全員サービスの作品はその中でも屈指の出来。一休の眼魂に関係するのが安藤なつ。常に団子を食らっており…

『仮面ライダーゴースト』感想② 第7話~第12話

『仮面ライダーゴースト』の感想記事、今回は第2回目。英雄眼魂集めに一区切りつく7話~12話までの話。 第7話「早撃! 伝説のガンマン」 第8話「発動! もう一つのモノリス!」 第9話「堂堂! 忠義の男」 第10話「終結! 15の眼魂!」 第11話「荘厳! 神秘の目!」 第12話「壮絶! 男の覚悟!」 最後に 第7話「早撃! 伝説のガンマン」 ビリーザキッド魂初登場。初の2話完結回でもある。単発ゲストのはずなのに依頼人の恒男がとてもいいキャラなのが印象的。第6話で迷いを吹っ切ったタケルがスペクターと再戦し、幼き頃に彼に語った「負けたと思わない限り、負けてない!」のフレーズを合言葉に戦いに身を投じ…

『仮面ライダーゴースト』感想① 初登場~第6話

先日、令和仮面ライダー第2作『仮面ライダーセイバー』が発表され、プロデューサーと脚本が『仮面ライダーゴースト』のタッグであることが明かされた。高橋一浩Pと福田卓郎脚本である。『ゴースト』は長い仮面ライダーの歴史上でもかなり物議を醸した作品で、私もリアルタイムでは毎週頭を抱えていた。 何故タケル殿は何度も死んで生き返るのか? 何故マコト兄ちゃんが何人も出てくるのか? 眼魔たちの目的は一体何なのか? 重要な設定はほとんど説明されず、レギュラー陣とベテランゲストによるコントのような短編が幾度となく積み重ねられて歪な形のジェンガを形成し、それが成り立つでもなく崩れるでもなく、一番中途半端な形で終わって…

『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』評価・ネタバレ感想! 夢破れた高校生の再起の物語

『仮面ライダージオウ』の続編、Vシネクスト『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』が遂に劇場公開。『ジオウ』が平成最後の仮面ライダーとなったので、現時点で平成仮面ライダーシリーズの最終作という位置づけになる。 思えばこの『仮面ライダージオウ』というのは非常に贅沢な作品であった。毎週のように出演するオリジナルの俳優・各作品のテーマを丁寧になぞった話運び。要は平成ライダーを楽しんできた視聴者に対するある種のファンサービス的側面がとても強く、その代償として物語の一貫性は失われてしまった。設定が消滅したり変更されたり追加されたりと例年以上に忙しなく、週1回の放送では頭が追い付か…

映画『ミッドサマー』評価・ネタバレ感想! 少女が失恋を乗り越える最悪の物語

『ヘレディタリー 継承』のアリ・アスター監督最新作、『ミッドサマー』が遂に公開。あらすじを説明するのも難しいし「とにかく観てくれ!」というタイプの作品なので、一番いい宣伝文句が「ヘレディタリーの監督の最新作」という形に落ち着いてしまう。早速観てきたのだが、もうそれはそれは恐ろしいというか。アリ・アスター監督の芸術センスが抜群に光っており、もうどうしようもないのだ。よくぞこの人を映画監督にしてくれたという気持ちと、よくもコイツを映画監督にしてくれたなという気持ちがせめぎ合う。ヘレディタリーを観た人はきっともうアリ・アスターという名前を聞くだけであの奇妙な感覚に囚われるようになってしまったと思うが…

映画『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』評価・ネタバレ感想! 完璧な完結編でした

『デジモンアドベンチャー』の最新作が公開と聞いた時、私は不安を通り越して怒りを感じていた。デジモン世代ど真ん中の私にとって、2015年から始まった全6章の『デジモンアドベンチャー tri.』の出来は本当に苦しく、もう二度とデジモンを観られなくなってもいいと思わせたほどだった。続編でトーンがガラッと変わることや人気漫画の実写化なんかも比較的耐性がある方だと自負しているのだが、この『tri.』だけはどうしても許すことができず、第2章の時点で劇場に足を運ぶことを止めてしまった。その後、円盤化されるタイミングで3章を鑑賞。しかし、結局怒り以外の感情を持てずそのまま断念。『LAST EVOLUTION …

映画『シグナル100』評価・ネタバレ感想! どう考えてもシグナル20くらいでよかった

1000年に1人の美少女という二つ名も聞かなくなって久しい昨今だが、ようやく橋本環奈が主演を務める映画が公開した。その名も『シグナル100』。原作はヤングアニマルにて連載された人気コミック。担任教師によって、特定の行動をとると自殺してしまう催眠にかかった生徒達の惨劇を描いた作品である。 原作者の宮月新は『不能犯』の原作も務めているため、彼の作品が実写映画化されるのはこれが2度目。『不能犯』はストーリーこそ物足りなかったものの、私が敬愛している白石晃士監督だったおかげで演出面においてそれなりに楽しむことができた。しかし、『シグナル100』と『不能犯』は心理学の要素があること以外はテイストのまるで…

映画『1917 命をかけた伝令』評価・ネタバレ感想! ワンカットの説得力に呑まれる

『007 スカイフォール』などのサム・メンデス監督の新作はイギリスの実話を元にした戦争もの。前線部隊に作戦中止の命令を届けるために奔走する伝令係2人のバディムービーだ。特筆すべきは「全編ワンカット」であること。しかし、宣伝ではワンカットワンカットと謳っているが、実際にはそう見せているだけの擬似的なワンカットらしい。公式サイトにはきちんと説明されているので、予告映像しかチェックしていない観客は偽りの謳い文句に誘われたことになる。 しかし、この映画の末恐ろしい点は実際に鑑賞しても本当にワンカットにしか見えないこと。擬似だと知っていれば「あ、ここで明らかに編集入ったな」と勘付くシーンもあるのだが、ワ…

映画『犬鳴村』評価・ネタバレ感想! 中途半端な犬推しが全てをダメにした

はじめに 『呪怨』で有名な清水崇監督の最新作、『犬鳴村』を観てきた。原作無しのオリジナル映画ではあるが、有名な都市伝説を題材にしているとのこと。事前知識を全く入れたくない派なので終わった後にネットで検索をかけてみたら、Wikipediaに「全て事実ではない」と書かれていて笑ってしまった。都市伝説の内容は単純なもので、犬鳴トンネルの奥地にはダムに沈んだ犬鳴村が存在し、そこに行った者は二度と帰ってこれないというもの。オーソドックスな怪談だが、映画ではこれを物語として昇華する必要が出てくる。 公開前は正直不安であった。私は『呪怨』こそ愛しているものの、その後の清水監督の作品には愛想を尽かしており、3…