ミーアキャットスペース

主に映画、ドラマ、漫画などエンタメの感想・考察をだらだら書きます。

仮面ライダービルドが遂に完結! 『ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス』評価・ネタバレ感想!

 

ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス DXグリスパーフェクトキングダム版(初回生産限定) [Blu-ray]

 

2017年9月から始まった『仮面ライダービルド』の物語も遂に完結だろう。戦兎がエボルトを倒すために新世界を創造した後の物語『ビルド NEW WORLD』の2作目、『仮面ライダーグリス』はタイトルの通り、西都出身の農民でドルヲタの猿渡一海=仮面ライダーグリスが主役である。私は『仮面ライダービルド』という作品にあまりいい印象を抱いていないのだが、その辺りは『Be The One』や『仮面ライダークローズ』の記事でも書いたので割愛。ただ、グリスというキャラクターに関しては一通りここで書いておこうと思う。

 

www.meerkatinspace.com

www.meerkatinspace.com

 

東都と西都の戦争が勃発したことで登場した一海とその従者である三羽鴉。農村の出身でありながらハザードレベルの高さ故に戦争に巻き込まれ、仮面ライダーグリスやスマッシュとして戦うことになった彼ら。東都、北都との戦争により三羽鴉は次々と命を落とし、仲間のために戦っていた一海は彼らの想いを引き受け、戦兎たちと共に宇宙規模での戦いに身を投じていく。と言えば聞こえはいいが、実際にはかなり不遇なキャラだった。みーたんのファン=ドルヲタという安易なキャラ付けをされ、本来はネタだったはずのドルヲタ設定が、彼の死に際に最も重要な要素として取り上げられてしまう。その最期というのも、状況からして明らかに死ぬ必要のない場面で勝手に危険なグリスブリザードへと変身し、ほぼ自殺という形になってしまった。家族のような関係の三羽鴉との絆を重んじる割には、戦兎の父親がエボルトの仲間だったと思うとすぐに辛辣な態度に出るなど、キャラのブレも激しかったように思う。

 

そもそもビルドの物語なのであまりストーリーに期待はしていないが、せめてグリスの活躍が見られればいいかなと鑑賞。その上でやはり感じたのが、一海のドルヲタ設定はあくまで表面的なもので、実際には変質者の部類だよなということ。TV版でもあったようにみーたんのタオルを嗅いだりと、倫理観がイカれているのでドルヲタと一括りにしてしまうのはかなり危険。そんなマイルドな表現が出来るような行動ではないだろう。そして、一海とみーたんの物語に遂に決着が着くのがこの『仮面ライダーグリス』なのである。

 

キルバスの行動により、人体実験を受けた者だけに旧世界の記憶が戻ったことで、葛城忍のかつての協力者、浦賀もかつてのことを思い出す。科学の力が認められていく戦争の感覚を取り戻した彼は、国のトップに立ち再び戦争を起こすためにクーデターを起こす。ネビュラガスより強いファントムリキッドという成分を用い、仮面ライダー達を変身不能にしていく浦賀。みーたんにフラれたことで傷心旅行に行き、そこでファントムリキッドの温泉を浴びた一海と三羽鴉だけが力を奪われずに済んだが、彼らの力では浦賀が変身したメタルビルドに歯が立たない。重傷を負った三羽鴉からファントムリキッドの成分を抜き、新アイテムを作ればメタルビルドに対抗できる。しかし、それは同時に三羽鴉の命をも危険に晒すことになるのだった。

 

自己犠牲や覚悟といった、ビルドお決まりの展開が続くも、その中心がグリスというのが斬新。髭を剃った幻徳の代わりに、一海が髭を生やすという仕掛けも面白い。旧世界の記憶が戻ったことに関しては前作の『クローズ』てま起きた出来事なので敢えて触れないが、最終回のラストを台無しにしてしまったこの設定を受け入れられるなら、きっとこの『グリス』も楽しめるだろう。

 

主な敵がビルドの改造であるメタルビルドとガーディアンばかりというのはちょっと残念だが、最後の5人同時変身にはやはり感慨深いものがあった。ジーニアス、クローズマグマ、プライムローグ、マッドローグ、そしてグリスパーフェクトキングダム。別々の場所に居ながらパッパとカットを変えてインパクトを生み出す同時変身シーン。やはりビルドのライダーは見た目がカッコいいのでこういったシーンがとても映える。また、グリスパーフェクトキングダムが決して最強というわけではなく、メタルビルドにはスペックで劣るというのもいい。純粋な力ではなく三羽鴉との絆で打ち勝つというのも、一海らしい戦い方だ。

 

ただ、細々したところが気になるのもビルドの醍醐味。葛城巧がライダーシステムをヒーローが使うなら兵器ではないと認めるところは良かったが、内海が難波チルドレンのためではなく民衆のためと言ったのはテレビ本編の最期を考えると不自然。また、映画のラストでみーたんが一海に告白するのも、この作品単体としては自然な流れだが、TVシリーズを含めての一海の一連の行動を見ていると、やはりそこは交際にまで発展させず、いつも通りギャグとして流した方がよかったのではないかなと。

 

だが、やはり『仮面ライダービルド』の集大成として、見たいものを見ることができたという満足感はある。かなり紆余曲折を辿った物語ではあったが、その諸々に決着をつけてくれたと言えるだろう。ビルドのファンにはきっとたまらない筈だ。

 

 

www.meerkatinspace.com

 

 

 

 

 

 

武田航平ファースト写真集 CRUISE

武田航平ファースト写真集 CRUISE

  • 作者: 撮)西田幸樹
  • 出版社/メーカー: 角川ザテレビジョン(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2009/02/28
  • メディア: 単行本
  • 購入: 1人 クリック: 49回
  • この商品を含むブログ (9件) を見る
 

 

 

大航海2020 ~恋より好きじゃ、ダメですか?ver.~(初回生産限定盤)(DVD付)(特典なし)

大航海2020 ~恋より好きじゃ、ダメですか?ver.~(初回生産限定盤)(DVD付)(特典なし)