野球漫画「バトルスタディーズ」がおもしろすぎる

メジャー、おおきく振りかぶって、ワンナウツ…日本には数多くの名作野球漫画がありますが、その中でも今回私がおすすめしたい野球漫画は「バトルスタディーズ」です。

他にはない「リアル」

不良の更生野球漫画のルーキーズや、邪道中の邪道をいくワンナウツと、魅力的な数ある野球漫画がありますが、現実離れしたファンタジーさを感じてしまう方もいらっしゃると思います。そこでおすすめしたいのが「バトルスタディーズ」。この漫画はかの有名な「PL学園」出身者が原作者であり、まさに血の通った描写が数多く散りばめられています。

今は無き圧倒的ブラックな上下関係を覗ける

昔は大抵の部活動でも水を飲むな、先輩の命令は絶対、殴ってわからせるなどいまでは考えられないほど過酷なクラブ活動も珍しくはなかったです。そんな時代でも様々なブラックに関する噂や伝説を持つPL学園、その野球部の生活を実際の経験をもとに描かれる…というあらすじだけで興味が湧いちゃいます。

理不尽・独自のルールの数が多すぎる

入学早々、紙に書かれた膨大なルールを押し付けられる主人公。「上級生に使える言葉は基本的にはいかいいえ」「一年生同士の私語は原則禁止」「トイレは左端以外使用禁止」「女見るの禁止」…などなどここでは書ききれないほどの、しかも野球には全く関係ないものばかり。

笑うだけで蹴られる

ルールを少しでも破れば先輩から体罰。先輩は神様で、一年生はその召使いそのものの様な扱いを受けます。その為、モデルの元となったPL学園は実際に1986年にいじめによる死亡事故も起きています。そのほか、2001年には上級生が下級生をバットで殴り対外試合禁止処分、2008年監督が部員に暴力を振って解任、そして2016年には休部が決定されます。超名門が休部になった理由はやはり暴力事件によるものと噂されています。

しかし、野球部分もしっかりアツイ

さて、漫画の世界に戻りますが、あくまで野球漫画なのでもちろん練習や試合もあります。やや経験者向けの内容なので、野球に詳しい人ほどのめり込み、楽しめると思います。

まとめ

実話をもとに描かれた独自のルール、理不尽さがスパイスとなり、アツイ野球ドラマが描かれるバトルスタディーズ。現在既刊29巻と巻数が多いですが、これを機にお手にとってみてはいかがでしょうか。