『薬屋のひとりごと』といえば、花街育ちの薬師・猫猫が後宮の事件を解き明かす大人気ミステリー作品です。アニメも盛り上がりを見せましたが、『薬屋のひとりごと』の最終回を見終えて、登場人物のその後やラストの意味が気になった人も多いのではないでしょうか。
また、漫画がなぜ2種類あるのか迷ったり、発表されたばかりの実写化について知りたくなったりした人もいるでしょう。
この記事では、アニメ版のネタバレを含むあらすじや、2つの漫画の違い、話題の実写版について詳しくご紹介します。
『薬屋のひとりごと』の最終回の結末をネタバレ解説
アニメ第2期の締めくくりとなる第48話「はじまり」では、子の一族の反乱が収まり、猫猫や壬氏たちに新しい日常が訪れます。
ここからはネタバレも含まれますので、まだ本編を見ていない方はご注意ください!
クライマックスでは、反乱後に行方が分からなくなった人物の結末や、2人の関係がどうなるのかなど、目が離せない展開が描かれました。
楼蘭はどうなった?
楼蘭は子どもたちが処刑されるのを防ぐため、仮死の薬で死んだように見せかけ、壬氏に「一度死んだ者」を見逃すよう頼んでいました。
無事に目覚める保証はありませんでしたが、子どもたちは息を吹き返し、響迂以外の4人は翠苓とともに阿多妃に保護されます。記憶を失った響迂は「趙迂」と名乗り、猫猫と暮らすことになりました。一方、砦から落ちた楼蘭は「玉藻」と名乗って港町に現れます。
弾痕の残る簪を玉製の蝉と交換し、異国へ旅立ちました。猫猫は彼女の生存を知らないまま、3人でまた氷菓を食べたいという小蘭の手紙に涙を流します。
猫猫と壬氏は2度のキス未遂
砦で再会した2人はお互いの怪我を気遣い、猫猫は壬氏の頬の傷を見て、以前より男前になったと伝えます。壬氏が顔を近づけたところで子どもたちが声を上げ、最初のキスは中断されました。
そのあと、壬氏は緑青館に戻った猫猫を訪ね、首筋を甘噛みしてから再びキスを迫ります。
しかし、今度は趙迂が帰ってきたため、2回目も未遂に終わりました。壬氏が猫猫の膝枕で眠る場面もあり、心の距離はぐっと縮まったものの、恋人同士には至っていません。
『薬屋のひとりごと』の漫画が2種類あるのはなぜ?
アニメのあとに原作の物語を漫画で追いかけようとすると、別の出版社から2つの作品が出ており、どちらを読めばよいのか戸惑う人もいるでしょう。
実はスクウェア・エニックスと小学館が、日向夏さんの同じ小説をもとにそれぞれ連載しており、どちらも公式のコミカライズとして発売されています。
2誌でほぼ同時期に始まった詳しい経緯は公表されていませんが、ここではそれぞれの特徴や選び方をまとめました。
ビッグガンガン版
スクウェア・エニックスの『月刊ビッグガンガン』版は、作画をねこクラゲさん、構成を七緒一綺さんが担当しています。
猫猫の豊かな表情や壬氏とのやり取り、宮中の衣装が華やかに描かれており、2人の関係やラブコメらしい空気感を楽しみたい人に向いているでしょう。
第1巻は2017年9月25日に発売され、「次にくるマンガ大賞2019」コミックス部門で第1位に選ばれました。
2026年7月24日発売の第17巻には砦での出来事がクライマックスまで収録されており、アニメ第2期の感動的なラストまでを紙面でも振り返れます。
サンデーGX版
小学館の『月刊サンデージェネックス』で連載されているのは、倉田三ノ路さんが作画を手掛ける『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』です。
猫猫が薬の知識から手がかりを拾い、真相へたどり着く流れが整理されており、謎解きをすっきり楽しみたい人に向いています。
2017年8月に連載が始まり、2026年6月18日には第22巻が発売されるなど、テレビ放送の範囲より先のエピソードまで読み進められる点が魅力です。
迷ったときは両方の第1話を試し読みして、絵柄やテンポが好みに合うほうを選んでみるとよいでしょう。
『薬屋のひとりごと』実写化
アニメや漫画だけでなく、猫猫たちが活躍する世界をもっと楽しみたい人には、新しく動き出した実写ドラマのニュースも見逃せません。
2026年9月3日に制作が正式発表され、実写化に向けて豪華な制作陣が集結していることも話題を集めています。
ここからは、主演キャストや配信時期を整理しながら、注目されている壬氏役についてどこまで明かされているのかをご紹介します。
猫猫役は芦田愛菜
実写版で主人公の猫猫を演じるのは芦田愛菜さんです。情報解禁とともに、ハンカチを手にした口元が印象的なティザービジュアルも公開されました。
原作の大ファンだという芦田さんの起用に、原作者の日向夏さんも、安心して任せられると喜びのコメントを寄せています。
本作はAmazon MGMスタジオと東宝の共同製作で、2028年にPrime Videoで世界240以上の国や地域へ独占配信される予定です。ただし、具体的な配信開始日や話数、どこまで映像化されるかはまだ発表されていません。
壬氏役は続報待ち
日向夏さんは現場を見学した際に壬氏役の俳優にも会ったと明かしており、「リアル壬氏」だったと太鼓判を押しています。2026年10月時点の公式発表では名前が伏せられているため、誰が演じるのか続報を楽しみに待ちましょう。
監督は『アンメット ある脳外科医の日記』のYuki Saitoさん、脚本は連続テレビ小説『虎に翼』を手掛けた吉田恵里香さんが担当します。舞台を再現した大規模なセットで半年間にわたり撮影され、美術や衣装、映像技術までこだわって作られました。
まとめ
『薬屋のひとりごと』の最終回を含めた物語の振り返りや、2つのコミカライズの特徴、実写ドラマの情報をお届けしました。2つの漫画や小説、これから登場する実写版など、自分に合う入口を見つけやすいのが本作の魅力です。
華やかな作画に惹かれるならビッグガンガン版、推理の過程や先の展開を知りたいならサンデーGX版を読むと、アニメとは違った面白さを味わえるでしょう。それぞれの魅力に触れながら、これからも広がる作品の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。

