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映画『バースデー・ワンダーランド』ネタバレ感想! 既視感ありまくりのスカスカファンタジー

クレヨンしんちゃんの『オトナ帝国』でお馴染みの原恵一監督による新作アニメ映画。私自身、クレヨンしんちゃんの映画は全て観ているものの、原恵一監督の他の作品については全く観ていない。原作は児童文学で、公開前のインタビューなどでも殊更に「エンタメ作品」だということが強調されていたので過度な期待はせずに軽い気持ちで観に行ったのだが、これがもう本当に退屈で退屈で。久々にこんなにつまらない映画を観たというか、前日に『アベンジャーズ/エンドゲーム』を観てしまったという喪失感を考慮してもこの映画は圧倒的につまらない。どこが酷いとかそういう次元ではなく、全体的に本当に面白味がないのだ。 霧のむこうのふしぎな町 …

『アベンジャーズ/エンドゲーム』感想 集大成ゆえの寂寥感

遂に『アベンジャーズ/エンドゲーム』を観てしまった。実は公開日翌日の朝イチで鑑賞していたのだが、なかなか文字に起こす時間が取れず。かといってこの感動をまとめないのも惜しいし、もうネットにもリアルにも感想がありふれていることを重々承知の上で、やはり自分なりに一旦この感動を整理しようと思う。内容について詳細なネタバレをするつもりはないが、ある程度展開には触れているので、未見の人はページを閉じた方がいいだろう。 一言で言えば大傑作。制作陣に何か言うとしたら「ありがとう」。それだけで十分だと思う。ファンの中には不満を漏らす声もあったようだが、私としてはもう何一つ思い残すことはない。11年に渡るシリーズ…

映画『シャザム!』感想! アメコミ映画の新たなる傑作! 福田雄一の吹替版など気にするな!

DCEUが遂にやってくれたぞ! 2013年の『マン・オブ・スティール』に始まったDCEUは、指揮を執ったザック・スナイダー監督のおかげというかせいというか、とにかく彼の作風を存分に発揮した非常にトーンの暗い重めな作品が2作続いた。その空気を打破するかと思われた『スーサイド・スクワッド』は脚本がてんでダメなのにキャラ立ちはサイコーという歪な映画になっていたし、『ワンダーウーマン』は高く評価されたものの、やはりどこかMCUへの劣等感のようなものを感じさせてしまう。ヒーローが一堂に会した『ジャスティス・リーグ』ですら、ツッコミどころが多く評価に困る始末。今後予定されていたバットマン単独作品の話も右往…

『映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 失われたひろし』感想! 今年もバカみたいに泣ける大傑作!

毎年恒例の劇場版クレヨンしんちゃん。ここ数年はゼロ年代初頭ほどのカオスさはないものの、家族や友情、夢といった普遍的なテーマを見事に紡いでいるため、ファンからの評価は高い。私自身は原作も読んでおらず、毎週放送されているテレビアニメも滅多に観ないのだが、幼少期に観た『オトナ帝国』が強烈に脳裏に焼き付いているため、しんちゃん映画を鑑賞することがもはや義務化されている。私と同様にしんちゃんを劇場版だけ鑑賞しているという方も多いのではないだろうか。 映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 27作目の劇場版『映画クレヨ…

実写映画『キングダム』ネタバレ感想! 良くも悪くも”原作通り”

世の中にはコミックの実写化映画というだけで、親を殺されたかのように拒否反応を起こす方が未だたくさんいらっしゃるようですが、私自身は同じ物語が別媒体で演出されるというのは物凄く好きでして。原作のテーマを汲み取っているか、2時間ほどの時間に収めるためにどこを削ったのか、どんな要素を追加したのかなどなど、自分でも何様だよと思うくらい作り手目線で、”どう実写に落とし込むのか”という観点から楽しんでいます。そのうえで、この描写を加えるのはとてもいい判断だったとか、あれを削ったら原作の良さは消えてしまうだろとか、ああだこうだ言うのが大好きなのです。 そもそも実写化映画の多くって原作ファン向けには作られてい…

映画『オーバーロードZ』ネタバレ感想! 面白さゼロ

ナチス映画でゾンビものとくればピンとくる方も多いはず。そう、紛うことなきB級映画です。タイトルやポスターからもヤバい匂いが伝わっていると思いますが、内容自体も低く構えたハードルを思いっきりくぐってきました。こんな映画が海を渡ってきたことにどんな意図があるのかと、配給側の裏事情を勘繰ってしまうほどの酷さ。 「Z」がタイトルについていると、最初に思い当たるのがゾンビ(zombie)だと思います。ポスターにも干からびた白目のおどろおどろしい男が大きく配置されていて、「なるほど、ナチスのゾンビ兵士をアメリカ軍が殺しまくるのかな」とB級らしい期待を膨らませてくれますが、肝心のアクションが酷い。まあアクシ…

『仮面ライダージオウ スピンオフ RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』 感想! 致死量の井上敏樹を浴びて……

全3話というスピード感で見事に押し切った『仮面ライダージオウ スピンオフ RIDER TIME 龍騎』。龍騎放送当時5歳だった自分は世代ど真ん中。当時アドベントカードもかなりの枚数を集めたし、それらはCSMのVバックルを購入した今でも大切に手元に残している。そんな私も今では社会人になったわけだが、その成長過程で何度龍騎を鑑賞しただろうか。真司の優しさに憧れ、浅倉の恐ろしさに怯え、無情なライダーバトルの結果に涙する。『仮面ライダー龍騎』は、多くの人々を魅了する平成仮面ライダーシリーズの中でも、とりわけ再鑑賞の魅力に富んだ作品だと思う。 仮面ライダージオウ DX龍騎ライドウォッチ 出版社/メーカー…

騎士竜戦隊リュウソウジャー第4話「竜虎‼ 最速バトル」 感想・考察

第3話ではグリーンのトワとブラックのバンバが参戦したが、今回はトワのキャラクターを掘り下げる展開になっていた。ただ、ここにきてスピード感が抑えられてきたというか、どうもリュウソウジャーという作品が抱える問題点が浮き彫りになっていた印象がある。いろいろな意味で残念な回だった。 第3話の感想はこちら。 www.meerkatinspace.com コウとトワ 予告ではコウとトワの対決を前面に押し出していてサブタイトルも二人の戦いをにおわせるようなものとなっていたが、実際には戦闘ではなくジャンケンだったり落ち葉の切り方だったりとかなり子供じみた戦い(?)だった。そんな二人を見てバンバが呆れるという展…

映画『テリファイド』ネタバレ感想! アルゼンチンからやって来た傑作ホラー

ホラー映画と一口に言っても、ジャパニーズホラーや洋ホラーといった制作国の括りと、心霊なのか怪物なのか殺人鬼なのかと登場する怪異によっても区別されます。この『テリファイド』はアルゼンチンで制作された映画。パッケージでも存在感を放つこの怪物の正体ですが、簡単に説明してしまうのは少し味気なくもあります。 まあB級ホラーだろうけどやはりパッケージが気になる。この痩せた裸の男は一体どんな恐怖を味わわせてくれるのかと興味本位で鑑賞したのですが、これが大正解。見事に当たりを引いてしまいました。既存のホラー映画の枠組みをしっかりと抑えつつも怪異を抽象的な表現にとどめることによってその不気味さに拍車がかかってい…

映画『デッドリー・ゲーム』ネタバレ感想! 救いようのないクソ映画

いわゆる殺人ゲームもの。9人の若者たちが「殺人者ゲーム」というゲームで遊ぼうとしたところ、なんと本当に犠牲者が出てしまったというまあバカな映画です。『13日の金曜日』などを想起させるタイプですね。ただ、私かなり戸惑っております。ここまでありきたりで何も感じないデスゲームものがあっていいのか。そして、パッケージにいるピエロは一体何者なのか(映画に出てこなかった)。レンタル代数百円すら惜しくなるほどの紛うことなきクソ映画。微妙。ザ・微妙。 最初に9人の状況説明がなされます。彼らはちょうど高校を卒業したところで、ハーバード大学合格勢がほとんど。しかし、頭がいいというわけではなくコネだったりと入り方は…