ミーアキャットスペース

主に映画、ドラマ、漫画などエンタメの感想・考察をだらだら書きます。

洋画

悪いスーパーマンという設定だけは満点のグロ映画 映画『ブライトバーン/恐怖の拡散者』評価・ネタバレ感想!

2000年にX-MENの映画が公開され、その後『スパイダーマン』、『ダークナイト』によってヒーロー映画はどんどん重苦しくされていった。その暗雲を吹き飛ばすかのように出現したMCU第1作『アイアンマン』は見事な成功を収め、計画通りにヒーローを集結させた…

設定は爆死だがアクションは一流 映画『ターミネーター ニュー・フェイト』評価・ネタバレ感想!

「『ターミネーター2』の本当の続編」と謳われた本作。2003年の『ターミネーター3』、2015年の『ターミネーター:新起動/ジェニシス』に続く、3作目の『ターミネーター2』の続編である。つまりターミネーターシリーズは3作目を境目に3つに分岐してい…

世界観の練り上げに思わず感服! 映画『パペット大騒査線 追憶の紫影』評価・ネタバレ感想!

パペットとは指人形を指す言葉で、操り人形と指人形を兼ね合わせたものはマペット(マリオネット+パペット)と言うらしい。つまりパペットマペットには意味合いとして、指人形が2回と操り人形が1回入っていることになる。しかも実際にはウシくんとカエル…

襲い来る動物たちのリアリティに戦慄! 映画『アニマル・パージ』評価・ネタバレ感想!

2019年8月末、多摩動物公園にて、飼育員がサイに襲われて死亡したという事故があった。動物園の動物は人々にとって親しみやすい存在であるし、動物園側も動物について知識を深めてほしいという意識がある。その反動もあり、この事故はショッキングな事件とし…

映画『IT/イット THE END それが見えたら、終わり。』評価・ネタバレ感想! ITの続編はホラー薄めの青春ドラマ

スティーヴン・キングの代表作を映画化した『IT/イット それが見えたら、終わり。』の続編にして完結編が遂に公開された。ルーザーズ・クラブがイットと戦ってから27年後の2016年。デリーに再びイットが現れたことを知ったマイクは、他のメンバーに「約束を…

映画『ジェミニマン』評価・ネタバレ感想! 2人のウィル・スミスが醸し出す日曜洋画劇場感

「ウィル・スミス VS ウィル・スミス」という心躍る見出しが目を引くが、どうやら興行収入の面では苦戦しているようだ。 CG技術の進歩で同一人物が画面に複数存在することはもはや珍しくはないし、『スター・ウォーズ』なんかでは亡くなった役者を合成で再現…

映画『スペシャルアクターズ』評価・ネタバレ感想! 逃れられない『カメ止め』の呪縛

『カメラを止めるな!』で一躍時の人となった上田慎一郎監督の最新作、『スペシャルアクターズ』を観た。結果から言うと、なるほど上田監督ってこういう作風なのねと勉強になったというか、どうしても『カメ止め』と比較してしまう内容であったと思う。冒頭…

映画『マレフィセント2』評価・ネタバレ感想! おとぎ話から脱却した慈愛の魔女の物語

『眠れる森の美女』に登場しオーロラ姫に呪いをかけるヴィラン・マレフィセントが実は悪人ではなかったという大胆な解釈を、アンジェリーナ・ジョリーの凄味のある演技と強引な展開の力業で大成功させてしまった第1作『マレフィセント』に続き、ついに2作…

本を馬を犬を駆使して生きようと藻掻く男の生き様 映画『ジョン・ウィック:パラベラム』評価・ネタバレ感想!

失礼な話ではあるが、人が必死になって生きようとする姿がどこか滑稽に見えることがある。この『ジョン・ウィック:パラベラム』にはそういう瞬間が何度も訪れる。思い返せば、1作目の時点で愛犬を殺された男の復讐劇と宣伝され、なんだそれと可笑しくなって…

前作との差別化はバッチリ 映画『ヘルボーイ』評価・ネタバレ感想!

1994年にアメリカのダークホースコミックスから刊行されたマイク・ミニョーラの作品、『ヘルボーイ』はこれまでに2度映画化されている。1作目は2004年の『ヘルボーイ』。後に『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞を受賞することになるギレルモ・…

怖いというよりビックリ系 映画『アナベル 死霊博物館』評価・ネタバレ感想!

実在する霊媒師、ウォーレン夫妻の活躍を描いた『死霊館』から発展し、人間と悪魔・悪霊との戦いを描きつつ家族の尊さを訴えかけ続ける死霊館シリーズ最新作は、スピンオフとして制作されたアナベルシリーズの3作目。本家死霊館がまだ2作しか公開されてい…

容姿を笑われた男の報復劇 映画『ラバーボーイ』評価・ネタバレ感想!

ジェイソンやレザーフェイスなど、海外のホラー映画には特徴的なマスクを被った殺人鬼が数多く登場する。本作に登場する殺人鬼も、例のごとくマスクを被り、次々と女性を殺害していく。パッケージにドンと配置されているマスクは出てこないので注意。しかし…

永遠に救われない男の最後の選択とは… 映画『復讐の十字架』評価・ネタバレ感想!

『復讐の十字架』というかなり抽象的でパッとしない邦題だが、映画を観るとこの重苦しさが腑に落ちる。『ロード・オブ・ザ・リング』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』で有名なオーランド・ブルームを主演に据え、彼の端正な顔立ちと演技力を凝縮したよう…

一体どこがワイルドなのか。映画『ワイルド・レース』評価・ネタバレ感想!

ワイルド(wild)とは、英語で野生・野蛮・乱暴などの意味を持つ言葉であるが、日本では全身をデニムでコーディネートした1人の芸人によって、半ば揶揄するような意味合いも含まれてしまった。しかし、アクション映画を頻繁に鑑賞する人にとっては、更にもう一…

記憶喪失の男は本当に強盗犯だったのだろうか? 映画『バックトレース』評価・ネタバレ感想!

シルベスター・スタローンの新作は記憶を失った強盗が脱獄し、真実を追う物語。宣伝ではやけにスタローンがプッシュされているが、実際にはあまり出番はなく、だが逆にそのくらいがカッコいいという絶妙に美味しい立ち位置になっている。スタローンなしでも…

幽霊を見る実験がエスカレートした先には…! 映画『EVIL エヴィル』評価・ネタバレ感想

パッケージからして明らかにハズレっぽい感じがクソ映画特攻隊としては外せなかった1作。大した邦題も与えられず率直に『EVIL』と名付けられた悲しき映画だが、これがなかなかよかった。死者と接触できるようになる薬を開発したアンドレ博士が、知人などを…

愛する彼が殺人鬼だった系映画『ドント・リサーチ 恐るべき素顔』評価・ネタバレ感想!

『ドント・ブリーズ』以降乱立する「~してはいけない系映画」の最新作。と言っても邦題がにドントがついているだけで、『ドント・ブリーズ』とはもちろん何の関係もないし、ホラーというよりサスペンス色が強い作品でもある。今回は「調べてはいけない」と…

エナジードリンクで人々が凶暴化! 映画『Z Bull ゼット・ブル』評価・ネタバレ感想!

特殊なエナジードリンク「ゾルト」を飲んだ社員たちが次々と凶暴化し、殺し合いが始まるという物語に「Z Bull」という見事な邦題がついた怪作。ちなみに原題は『OFFICE UPRISING』で、エナジードリンクについては触れられていないし、そもそもゾンビ映画でも…

映画『ワイルド・スピード スーパーコンボ』評価・ネタバレ感想! ワイスピから飛び出したハゲ2人の戦い。

思えば遠くまで来たものである。強盗団に潜入したFBIがいつのまにかそのリーダーに友情を感じてしまう第1作『ワイルド・スピード』公開当時、誰がこんな物語を予想しただろうか。リーダーのドムと元FBIのブライアンの友情はその後も続き、仲間と共に数々のミ…

映画『ワイルド・ストーム』評価・ネタバレ感想! 適度に楽しめるちょうどいいB級ディザスター映画

災害を題材にした俗にディザスター映画と言われるジャンルがある。主にB級映画扱いされることが多いが、その内容はまちまちだ。この『ワイルド・ストーム』を監督したのはロブ・コーエン。今やハリウッドの大人気シリーズとなった『ワイルド・スピード』の第…

映画『黒人魚』評価・ネタバレ感想! 人魚ではなく幽霊

実写版『リトル・マーメイド』のアリエルを黒人女優が演じることが少し前に話題になったが、本作は全くの無関係。人魚伝説をダークに演出したロシア産ホラーで、監督は『ミラーズ 呪怨鏡』のスヴィヤトスラフ・ポドゲイエフスキー。スラヴ神話に登場する水の…

映画『スネーク・アウタ・コンプトン』評価・ネタバレ感想! 内容地獄と吹替地獄のダブルパンチ

ラッパー軍団が凶暴な巨大蛇から町を救うというハチャメチャなおバカ映画。CGのクオリティも登場人物のIQも低い。頭を空っぽにして楽しめると言えば聞こえはいいが、個人的にはあまりのくだらなさに辟易してしまった。とりあえず下ネタならウケるだろうとい…

映画『マーズ・コンタクト』評価・ネタバレ感想! 見せたいことを絞れなかったのか…

開始数分で気づいてしまった。「あ、予告詐欺案件だ!」と。予告詐欺案件とは、海外の映画が日本で公開もしくは発売されるにあたって、独自に作られた日本語版予告がもたらすイメージと本編の内容がまるで異なる案件のこと(私が作った言葉)。映画の盛り上が…

映画『孤独なふりした世界で』評価・ネタバレ感想! 喪失感と真摯に向き合う傑作

人類が絶滅した世界でただ一人生き残った男の前にある日突然少女が現れる。言ってしまえばこれだけの話なのだが、秀逸な邦題と淡々とした映像表現が観る者を引き込んでいく。個性派俳優のピーター・ディンクレイジと人気女優のエル・ファニングを主演に据え…

映画『ダーククリスタル』評価・ネタバレ感想! 子供に見せたい王道ファンタジー!

1983年に公開されたファンタジー映画の名作『ダーククリスタル』が、近々Netflixで復活する。前々からタイトルは聞いていたものの、ファンタジー映画に耐性のない私は全く手を付けずにいた。しかし、新作が配信されるというし、Netflixで映画版の配信も始ま…

映画『X-MEN ダーク・フェニックス』評価・ネタバレ感想! 微妙と最高が同居する複雑な完結編

遂に完結してしまった『X-MEN』。今となってはアメコミ映画は映画界にとって欠かせない存在になったが、その原点はX-MENシリーズである。X-MENの映画がなければ、スパイダーマンもMCUもダークナイトもなかったかもしれない。X-MENシリーズはアメコミ映画とい…

映画『パージ:エクスペリメント』評価・ネタバレ感想! シリーズ史上最高! ひたすらに暴力の嵐

犯罪抑止のため、年に1度、夜12時間だけ殺人を含む全ての犯罪が合法化される”パージ法”が制定されたアメリカを描き、大ヒットしたパージシリーズ。映画だけでなくテレビドラマにもなっており、本作『パージ:エクスペリメント』は映画1作目の更に前、パ…

Netflix映画『リム・オブ・ザ・ワールド』評価・ネタバレ感想! 少年少女が世界を救うための冒険に出る!

「4人の少年少女が世界を救う」と聞いて、個人的には『スタンド・バイ・ミー』のような冒険譚をイメージしていたのだが、実際にはもっとスリルに溢れ、常に死を意識させてくるパニックアドベンチャーものだった。どちらかというと、『ジュマンジ ウェルカム…

Netflix映画『アイ・アム・マザー』評価・ネタバレ感想・解説! 皆、この映画の真相に気づいてくれ~~~~

先日配信されたNetflix映画『アイ・アム・マザー』。率直な感想としては「やられた~~~~~~」というか「そっちかああああああああ」というか、とにかく事前情報やイメージからは想像のつかない方向性の映画で、硬派なSFに見えてある程度知識が必要になる…

『パージ:大統領令』ざっくりとネタバレ感想! もっと馬鹿げた映画が観たかった…

年に一度だけ犯罪が合法化されるという斬新な設定で話題のパージシリーズの3作目は、いよいよ大統領候補まで巻き込んだ。パージ賛成派と反パージ派の争いは1作目からうっすらと描写されていたが、今回戦いの舞台は政治の世界にまで及んだ。2作目の『パー…